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共同通信
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【ロンドン共同】サウジアラビアは2日、5月から年末まで原油生産を自主的に日量50万バレル減らすと発表した。ロイター通信によると「石油輸出国機構(OPEC)プラス」の他の産油国も同調し、減産規模は合わせて日量約115万バレル。昨年11月から続けている協調減産とロシアが今年3月から始めた自主減産を加えると、減産規模は計約365万バレルとなる。
ロシアのウクライナ侵攻による原油高騰が一服し、金融機関を巡る信用不安の高まりで景気の先行きに不透明感が漂う中、相場の下支えを狙った。サウジのエネルギー省は声明で「石油市場の安定を支えるための予防的な措置だ」と表明した。