主要産油国、追加減産へ

Published by
共同通信
ロシア中部オムスクの製油所=2020年2月(ロイター=共同)

 【ロンドン共同】ロイター通信は2日、サウジアラビアなど「石油輸出国機構(OPEC)プラス」の枠組みに参加する主要産油国が、追加の減産に踏み切る方針を明らかにしたと報じた。ロシアのウクライナ侵攻による原油相場の高騰が一服しており、下支えを狙う。

 OPECプラスは2022年11月から、世界需要の2%に相当する日量200万バレルの大幅減産を続けている。タス通信によると、ロシアのノバク副首相は2日、3月に実施した日量50万バレルの原油の減産を今年末まで継続する方針を明らかにした。

 ロイターによると、サウジやイラクなど他の産油国も計日量115万バレル規模の減産を行う。