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共同通信
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東京電力福島第1原発事故から11年半近くたった昨年8月に全町避難が解消した福島県双葉町は3日、役場が町に帰還して初めての辞令交付式を行った。新採用職員4人は名前を呼ばれて、はきはきと返事をした後、伊沢史朗町長から一人ずつ辞令を受け取った。
伊沢町長は新人に加え国や他の自治体からの出向職員を前に「ようやく住民の帰還が始まった町には難問が山積している。チーム双葉として一致団結して取り組んでいきたい」と訓示した。
千葉県東金市の大学を卒業し、秘書広報課に配属される新人阿部紗耶香さん(22)は式後の取材に「双葉町が元気な姿を見せられるよう頑張りたい」と意気込みを語った。