ロシアのバフムト制圧否定

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共同通信
ウクライナ東部ドネツク州バフムトの前線近くで戦車を修理するウクライナ兵=2日(ゲッティ=共同)

 【キーウ共同】ウクライナのシルスキー陸軍司令官は3日、激戦が続く東部ドネツク州バフムトで市庁舎を制圧したとするロシアの民間軍事会社ワグネル側の主張を否定した。通信アプリで「敵は弱まり、うそを重ねて失敗を隠そうとしている」と強調した。ワグネル側が市庁舎にロシア国旗を掲げたとし、制圧を表明していた。

 米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官も3日、ロシア側の市庁舎制圧は確認できていないと述べた。

 ウクライナのゼレンスキー大統領は3日、ロシア軍が一時占領した北部チェルニヒウ州の村を訪れ、住民367人が27日間監禁された200平方m未満の学校地下室を視察した。

3日、ウクライナ北部チェルニヒウ州の村の学校地下室を視察するゼレンスキー大統領(左から2人目)(ウクライナ大統領府提供・AP=共同)