Published by
共同通信
共同通信
【ワシントン共同】米NBCテレビは3日、1月末から2月上旬にかけて米本土上空を飛行した中国の偵察気球が、複数の米軍基地の兵器システムが発する信号や兵員間の通信を傍受していたと報じた。収集した情報はリアルタイムで中国本土に送っていたという。複数の米当局者の話として伝えた。
実際に通信傍受されていたことが確認されれば、米東海岸沖の海上に到達するまで偵察気球の撃墜を見送ったバイデン政権の判断に改めて批判が集まりそうだ。
バイデン政権は、地上に落下する破片がもたらす被害を考慮して本土上空での撃墜は見送り、その間、情報収集を防ぐための措置を取ったと説明していた。