東京・外環道、住民側が特別抗告

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共同通信
特別抗告後、記者会見する住民側の武内更一弁護士(中央)ら=3日午後、東京・霞が関の司法記者クラブ

 20年に東京都調布市で陥没事故が起きた東京外郭環状道路(外環道)の地下トンネル掘削工事を巡り、調布市の住民らが工事の全面差し止めを求めた仮処分の即時抗告審で、東京高裁は3日までに一部区間のみ中止を命じた東京地裁決定を支持し、住民側の抗告を棄却する決定をした。3月24日付。住民側は3日、最高裁に特別抗告した。

 住民側の武内更一弁護士は記者会見し「事故があれば地表の住民に大変な危険が生じる。計画をゼロから見直すべきだ」と訴えた。

 外環道では関越自動車道、中央自動車道、東名高速道路を上下2本の地下トンネルでつなぐ工事が進められ、20年10月、工事ルート真上にある住宅街の道路が陥没した。