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共同通信
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大阪港湾局は3日、淀川河口で1月に死んでいるのが確認されたマッコウクジラについて、紀伊半島沖に運んで沈めるまでの一連の処理費用が計8019万円だったと明らかにした。港湾局は大阪市で記者会見し「特殊で緊急の作業だったことを踏まえると、費用は妥当」とした。
クジラは体長約15メートル、体重38トン、雄で「淀ちゃん」と呼ばれ市民にも親しまれた。内訳は、河口から近くの岸壁までの死骸運搬に約200万円、クレーンで作業船に載せるのに約1300万円、紀伊半島沖まで運んで沈めるのに約6500万円だった。
クジラは1月に河口付近で見つかり、徐々に衰弱。その後死んでいることが確認された。