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共同通信
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3日の参院決算委員会で、人工知能(AI)利用の在り方が議題に上った。AIを使った対話型ソフト「チャットGPT」に触れ、AIには「負の部分」があり、著作権法上の問題があると訴えた自民党の山田太郎氏に対し、岸田文雄首相は「まだ整理されていない課題があるという指摘は承知している」と述べ、議論の動向を注視する考えを示した。
米企業が開発したチャットGPTは、インターネット上に存在する膨大なデータを学習し、利用者の求めに応じて文章を生成する。こうした対話型ソフトを巡っては、従来の知的生産の在り方に大きな影響を及ぼすとする観測が出ている。