首相「子どもの意見聞き政策に」

Published by
共同通信

 子ども関連政策の司令塔となる「こども家庭庁」で3日午後、発足式が開かれ、本格的に業務を開始した。岸田文雄首相は「何より大切なのは子どもたちの意見を聞き、実際に政策に反映させることだ」とあいさつ。深刻化する少子化対策をはじめ、各省庁に分かれていた虐待や貧困、ヤングケアラーなど多様な課題に一元的に取り組み、行政の縦割り打破を図る。

 式には小、中、高校生と高専生計6人も参加。同庁の看板を製作するため、半紙に筆で「こどもまんなか」「こども家庭庁」を1字ずつ手分けして記した。

 中学1年の土橋海翔さん(12)=埼玉県=は「子どもみんなが笑える世界にしてほしい」と期待した。