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共同通信
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特定危険指定暴力団工藤会(北九州市)トップの総裁野村悟被告(76)の出身母体である2次団体・田中組の事務所(同市小倉北区片野4丁目)の撤去を福岡県警が確認したことが6日、捜査関係者への取材で分かった。所有権が田中組から第三者に移っており、県警は事務所としての機能がなくなったと判断した。
田中組は、野村被告や、ナンバー2の田上不美夫被告(66)が組長を務めた工藤会の有力組織。事務所はマンションの一室で、県公安委員会が暴力団対策法に基づき使用制限命令を出したため、使えない状態だった。昨年3月、小倉北区内にある田中組の別の事務所2カ所でも撤去が完了している。