「ゆりかご」養親ら、約2割告知

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共同通信
調査結果について説明する熊本市児童相談所の戸沢角充所長(左)=6日午後、熊本市

 熊本市の慈恵病院が設置し、親がさまざまな事情で育てられない子を匿名でも預けられる「こうのとりのゆりかご」(赤ちゃんポスト)を巡り、市児童相談所は6日、受け入れた子を育てる養親らに実施した出自の告知に関する初の調査結果を公表した。ゆりかごに預けられていたことを告知したのは、約2割にとどまった。回収率は94.4%だったが、回答数は非公表。

 昨年7~8月に実施。子は未就学児35%、小学生44%、中高校生以上が21%だった。

 告知した養親らは18%。告知しなかった82%のうち、計約7割が「検討している」「考えていきたい」と告知に前向きだった。