参院大分、与野党対決

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共同通信
参院大分選挙区補欠選挙が告示され、第一声を上げる(右から届け出順に)白坂亜紀氏、吉田忠智氏=6日午前、大分市

 参院大分選挙区補欠選挙が6日告示され、17日間の選挙戦が始まった。午後5時に立候補の届け出が締め切られ、与野党対決の構図が確定。11日告示の衆院千葉5区、和歌山1区、山口2、4区とともに23日投開票される統一補選がスタートした。昨年7月の参院選以来初の国政選挙で、岸田文雄首相による政権運営の中間評価となる。

 参院大分は、大分県知事選(9日投開票)に出馬した野党系無所属前参院議員の辞職に伴う補選。自民党新人の飲食店経営白坂亜紀氏(56)=公明推薦=と、立憲民主党の吉田忠智元参院議員(67)=共産、社民支持=が届け出た。改選1人区の大分は2001年以降8回の選挙で自民が4勝4敗と、非自民の候補と競っている。

 首相は白坂氏の出陣式に「支援者と一丸となって、全力で勝利のゴールを駆け抜けて」とメッセージを寄せた。来週末にも大分入りする予定。応援に駆け付けた小渕優子組織運動本部長は知名度不足が懸念される白坂氏の経営者の実績、子育ての経験をアピールした。