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共同通信
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大阪市の松井一郎市長(59)が6日、1期4年の任期を満了し、退任した。政治団体・大阪維新の会創業者として、大阪の府知事と市長ポストを握る10年余りの「維新政治」をけん引。市長選の投開票前日となる8日を最後に維新を離党し、政界も引退する。記者団には「やるだけやった。すがすがしい気持ちだ」と笑顔を見せた。
維新の看板政策「大阪都構想」が2020年の住民投票で再び否決された結果を振り返り「残念だったが後悔はしていない」と強調。3回目の住民投票については「次の世代の皆さんで判断すればいい」と言及を避けた。維新の首長ポスト独占により、府市の財政再建に一定のめどが付いたとも語った。