金日成氏、米朝会談に意欲

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共同通信
北朝鮮を訪問し金日成主席(右)と会談する文鮮明氏=1991年12月(ロイター=共同)

 【ソウル共同】北朝鮮の故金日成主席が1991年12月、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の創設者、故文鮮明氏との会談で米朝首脳会談に意欲を示し、仲介を要請していたことが分かった。「(文氏は)ブッシュ米大統領と親しいので私を紹介してほしい」と発言した。韓国外務省が6日公開した外交文書で明らかになった。

 当時、米国が北朝鮮の核兵器開発疑惑に対する懸念を強めており、金氏は米大統領と対話する用意があるとの自信を示すことで国際社会からの追及を避けたい思惑があった可能性がある。