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イースト川に浮かぶ巨大ろ過水プール
「+プール」実現に向け大前進

十数年にわたり推し進められてきたイーストリバーに浮かぶ巨大プール開発プロジェクト「+プール」。子ども用、競泳用、リラックス、スポーツ用の4つの異なった用途のプールから成る十字型の形状から名付けられた。このほど、最終的な設計と建設に向けて大きな一歩を踏み出した。
プールの壁の中でイーストリバーの水を直接ろ過し、バクテリアや汚染物質、臭いを取り除き、市と州の基準を満たす安全で泳げる水のみ60万ガロン以上を使用する。プロジェクトの目的は、水域全体が除染されるまで待つことなく、数十年前のように再びイーストリバーで泳ぐことができるようにすることだ。このプールが完成すれば、1938年以来、初のアクセス可能で安全な川の空間となる。
同プロジェクトは2021年5月、2年間の市機関の審査を経た後、ニューヨーク市経済開発公社(NYCEDC)から、正式に「適正評価を進めるための確認書」を受け取った。2年が経過した現在、プロジェクトの試験運用と認可手続きの段階にある。
ろ過システムの複雑なエンジニアリング、河川内での建築に関する規制、2千万~2500万ドルと推定される総費用の資金調達など、まだ多くの課題が残されているが、この夢の実現に一歩近づくために、市と協力して環境特有の細部に取り組んでいる。(4日、シークレットNYC)


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