中国、容疑内容明かさず

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共同通信

 【北京共同】中国外務省の毛寧副報道局長は7日の記者会見で、北京で3月にアステラス製薬の現地法人幹部の日本人男性がスパイ容疑で拘束された問題について問われ、具体的な容疑内容を明かさなかった。日本政府は早期解放を求めている。中国では国家安全に関わる事案の刑事手続きが不透明で、現地で活動する日系企業には不安の声がある。

 毛氏はこれまでと同様に「スパイ活動に従事した疑い」とだけ述べ詳細は説明せず、男性の領事面会は既に手配したと強調した。

 日本の経済界からの懸念については「企業であれ個人であれ、法を守りさえすれば(中国で)何も心配すべきことはない」と主張した。