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共同通信
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【プノンペン共同】カンボジアで1993年、国連平和維持活動(PKO)の国連ボランティアだった中田厚仁さん=当時(25)=が選挙監視活動中に殺害されてから30年の命日に当たる8日、首都プノンペンのウナロム寺院で在カンボジア日本大使館関係者らが参列して追悼式が開かれた。
日本大使館によると、寺院は中田さんの遺体が火葬された場所で、慰霊碑が設置された。式典の参加者が献花し線香を手向けて手を合わせ、「世界市民ここに眠る」と刻まれた碑に向けて黙とうした。
植野篤志駐カンボジア大使は取材に「平和や民主主義の発展に向けた中田さんの高い志を引き継ぐ決意を新たにした」などと述べた。