与野党対決制し鈴木氏再選確実

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共同通信
鈴木直道氏

 北海道知事選は9日、無所属の現職鈴木直道氏(42)=自民、公明推薦=が、無所属の元衆院議員池田真紀氏(50)=立民推薦=ら3新人を破り再選確実となった。共産、国民民主、社民各党の地元組織が池田氏を支持したが、鈴木氏が前回に続き与野党対決を制した。

 鈴木氏は1次産業や財界など業界団体の支持を固めたほか、現職の高い知名度を生かして無党派層にも浸透。次世代半導体工場の誘致実現など1期4年の実績をアピールし、道政継続を訴えた。

 池田氏は野党の候補選定が難航し、2月に入って出馬表明。ソーシャルワーカーの経験を基に差別解消や福祉拡充を掲げたが、出遅れが響いた。

万歳する鈴木直道氏=9日夜、札幌市