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共同通信
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福井県知事選は9日、無所属の現職杉本達治氏(60)=自民、立民、公明推薦=が、新人の共産党県書記長金元幸枝氏(65)を破り、再選を確実にした。杉本氏は新型コロナウイルスへの対応など1期4年の実績を強調し、千を超える企業、団体の支援を得た。
杉本氏は来春の北陸新幹線金沢―敦賀開業を生かした地域振興策を推進するとアピール。大阪延伸に向けた国への働きかけや子育て支援にも取り組むと訴えた。
金元氏は大型公共事業中心から福祉、教育を重視する県政への転換を主張。北陸新幹線の延伸計画凍結や脱原発、学校給食の無償化を掲げたが、広がりを欠いた。