ロシア軍、バフムトで焦土作戦

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共同通信
ウクライナ東部ドネツク州の激戦地バフムトの上空からの光景=9日(AP=共同)

 【キーウ共同】ウクライナのシルスキー陸軍司令官は9日、激戦が続く東部ドネツク州バフムトを視察し、ロシア軍が空爆や砲撃で建物などを破壊し、シリアで実施したような焦土作戦に切り替えていると指摘した。地元メディアが10日伝えた。

 シルスキー氏は、ウクライナ軍がロシアの民間軍事会社ワグネルを疲弊させたため、ロシア側が特殊部隊や空挺部隊のバフムト投入を余儀なくされたと強調。「双方にとって激しい戦闘だ」とした上で「状況は困難だが制御できている」と述べた。

 ロシアとウクライナは10日、計約200人の捕虜を交換した。