エアバス機体イランで修理

Published by
共同通信
ロシア極東ウラジオストクの空港に駐機するアエロフロート・ロシア航空のエアバスA330=2018年2月(タス=共同)

 ロシア紙RBKは11日、同国最大の航空会社アエロフロート・ロシア航空が、保有するエアバスA330のうち1機を、機体修理サービスを受けるため、今月5日に初めてイランに送ったと報じた。イランの民間航空会社マハン航空で車輪支柱の修理を受けるという。

 ロシアは昨年2月のウクライナ侵攻後に経済制裁を科され、航空各社はエアバスやボーイングなど欧米製の旅客機を欧米向けに飛行できなくなった。欧米企業から機体整備や修理も受けられない状態にある。

 同紙は、同じく制裁で修理が欧米側から受けられず、独自に機体整備のノウハウを蓄積してきたイランにアエロフロートが目を付けたと指摘した。(共同)