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NY市のプリK、3万人の定員割れ
コロナ禍で子どもの数が減少

ニューヨーク市の幼児保育で、3万人に上る定員割れが生じている。
数年前、プリKの受け入れを4歳児から3歳児に下げ、対象を拡大したものの、コロナ禍の影響で子どもの数が減っているためだ。ニューヨークタイムズが10日、伝えた。
3~4歳児を受け入れるプリKの定員は、ニューヨーク市内に13万人分ある。市は、2017年から一部の地域で3歳児の受け入れを始めた。
アダムズ市長は、3歳児の受け入れを一段と拡大する計画を棚上げし、予算5億6700万ドルを削減した。
新学年を迎えるにあたり、ニューヨーク市では4万2千人を超える子どもたちが、3歳時対象のプリKに申し込んでおり、過去最多を記録する勢い。
4歳児対象の申し込みは5万4千人で、昨年より増加しているものの、コロナ前の7万人を大きく下回っている。合算すると、定員割れが続く状況には変わりない。
定員割れを起こしているのは、貧困層が目立つ地域で、ブルックリン区ブラウンズビルやマンハッタン区のイーストハーレム、ブロンクス南西部の複数地域など。
さらに、新型コロナウイルスの感染拡大後、ホームレスシェルターで暮らす4歳児の就学率は、約3分の2から50%程度に低下している。
市教育局は、約10万世帯にメールを送ったほか、8千人近くの保護者に電話を掛け、入園を呼び掛けている。
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