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共同通信
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【モスクワ共同】ロシア国営宇宙開発企業ロスコスモスのボリソフ社長は12日、日米欧ロが協力する国際宇宙ステーション(ISS)への参加を2028年まで延長することを決めたとプーチン大統領に報告した。タス通信などが伝えた。
ロシアは老朽化したISSでの活動から離脱し独自の宇宙ステーション建設を目指している。ただ建設開始は28年以降になるとみられており、それまでISS共同運用に残ることが得策と判断したもようだ。
ボリソフ氏は、独自ステーションの設計草案が今年夏に完成するとの見通しを示した。プーチン大統領は「宇宙開発はSFの世界ではなく、国防と経済発展に必要だ」と指摘した。