実際は17歳少女、誤って起訴

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共同通信
大阪地検が入る大阪中之島合同庁舎=2019年11月、大阪市

 大阪地検は12日、大阪市の飲食店で2月に現金などが入った財布を盗んだとして窃盗容疑で逮捕、送検された外国籍の少女(17)を、誤って起訴したと明らかにした。大阪府警などによると、少女は逮捕された際、他人の20代女性を名乗り、この女性のマイナンバーカードを提示した。府警や地検は成り済ましを見抜けなかった。

 大阪地裁は12日、地検の申し立てを受け、公訴棄却の判決を言い渡した。地検は同日、少女を家裁送致した。

 少女は2月26日、大阪市内の飲食店で現金やキャッシュカードが入った客の財布を盗んだとして逮捕され、大阪地検が3月17日に窃盗罪で起訴していた。