Published by
共同通信
共同通信
カンボジア南部のリゾートホテルを拠点とした特殊詐欺事件で逮捕された男らのグループが、被害者に日本国内の住所を指定して現金を送らせていた疑いがあることが12日、警視庁への取材で分かった。警視庁は詐取金を受け取る「受け子」役のメンバーらが国内にいたとみてグループの実態を調べている。
警視庁によると、カンボジアから送還され逮捕された岡本大樹容疑者(38)ら19人のうち、大半は被害者に電話でうその話を持ちかける「かけ子」役とされる。電子マネーを購入させる手口を繰り返したほか、日本国内のマンションなどの空き部屋に送金させて受け取ることもあったという。