肩代わり策で初の受け取り

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共同通信

 【ソウル共同】韓国のJTBCテレビは12日、元徴用工訴訟問題で日本企業の賠償支払いを韓国政府傘下の財団に肩代わりさせる解決策に基づき、一部の原告が初めて支払いを受け取ったと報じた。強制動員された当事者の遺族2人が今月、支払いを受けたという。

 韓国政府は肩代わり策を3月6日に発表し、同月16日の日韓首脳会談で確認された。日本側の謝罪や資金拠出を求めて一部の原告は明確に反対。一方、韓国政府は元徴用工の遺族らの「相当数が受け入れる意思を示している」との見解を示していた。