ICBM実験、米に事前通告

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共同通信

 ロシアのリャプコフ外務次官は12日、ロシアが11日に南部アストラハン州の演習場で実施した大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射実験について、米国側に事前通告したと明らかにした。タス通信が伝えた。

 リャプコフ氏は記者団に「ICBMと潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の発射については、すべて従来通りに通告している」と述べた。核弾頭搭載可能なミサイルの発射実験事前通告が維持されていることが確認された。

 プーチン大統領は今年2月、ウクライナ侵攻による米欧との対立激化を背景に、米国との核軍縮合意「新戦略兵器削減条約(新START)」履行停止を表明。バイデン政権も情報提供停止を表明した。