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共同通信
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JR西日本は12日、水素を使う燃料電池を主な電源とする車両の開発に乗り出すと発表した。2030年代には、ディーゼル車が走る地方路線での導入を目指す。こうした水素車両の開発はJR東日本の「HYBARI(ひばり)」に続き国内2例目。駅近くに水素ステーションを設置するなど供給体制も整備し、脱炭素社会の実現に向けた水素の利活用拡大につなげる。
水素車両は、水素と酸素の化学反応で生み出す電気で走るため、二酸化炭素(CO2)を排出しない。車両の詳細は今後詰めるが、燃料電池だけでは十分な出力が得られない恐れがあり、JR東のひばりと同様に蓄電池と組み合わせることなどを想定する。