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自閉症の子どもがアナウンス読み上げ
NY市の地下鉄駅、おなじみメッセージも

ニューヨーク市の地下鉄駅構内で、自閉症の子どもたちが読み上げるアナウンスが流れている。
ポイ捨て禁止や電車のドアを押さえて開けたままにしないよう、乗客に呼びかける公共メッセージで、タイムズスクエア駅など11駅で聞くことが可能だ。MTAの「自閉症受容月間」を紹介する取り組みの一環として2年連続で実施、今月末まで続けられる。
コネチカット州のハバード・デイなど、複数の地域特別支援学校の創設者であるジョナサン・トリクター氏は、どれほど多くの自閉症の子供たちが市の交通システムとつながりがあるかを知り、昨年MTAにプログラムを持ちかけた。
多くの場合、自閉症の子供たちは言語ベースの学習障害を抱えており、あらゆるところで言葉を覚え初め、初めて口にする文のいくつかは、しばしば電車内のアナウンスになることがある。
そのため、最初に口にする言葉が、地下鉄利用者におなじみの「閉まるドアから離れて下さい(Stand clear of the closing doors, please)」であることも珍しくないという。
公共メッセージのアナウンスを録音した子どもたちは3日、マンハッタン区ロウワーマンハッタンのフルトントランジットセンターに集まり、スピーカーから自分たちの声を聞いた。(10日、ゴッサミスト)
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