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共同通信
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ロシアのグルシコ外務次官は13日付のロシア紙とのインタビューで、隣国フィンランドのNATO加盟によりロシアとNATOの軍事衝突のリスクが「増大しつつある」と述べ、国境の軍備を強化する意向を示した。
フィンランドにNATO側の核兵器が配備される可能性については、現実の脅威と見るのは「時期尚早だ」と述べた。一方、フィンランドは核兵器搭載可能な最新鋭ステルス戦闘機F35の保有など軍備現代化を進めていると指摘。「核を保有する軍事同盟に入った」現実は無視できないとした。
グルシコ氏は「バルト海は『NATOの海』にならない。ロシアはあらゆる手段で阻止する」とも述べた。