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共同通信
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【ハノイ共同】ブリンケン米国務長官は15日、就任後初の訪問となったベトナムで外交日程を本格化させる。政府高官との会談のほか、在ハノイ米大使館の新庁舎の起工式にも出席。インド太平洋地域で台頭する中国や、ウクライナに侵攻を続けるロシアがベトナムと一定の結び付きを保っている現状を念頭に、関係強化に注力する。
訪問に先立ち、国務省高官は電話記者会見で「ベトナムは地域で最重要のパートナーの一つだ」と強調。貿易量が急伸し、艦船の寄港など軍事面の連携も強まっていると訴えた。
ブリンケン氏はベトナム政府高官と、インド太平洋地域の安全保障環境や貿易、気候変動について協議する。