道路のリアルタイムデータを収集
最先端のデジタルセンサー、試験的導入
ニューヨーク市交通局(DOT)は、道路の利用状況をリアルタイムで収集する最先端のデジタルセンサーの試験的導入を開始した。将来的に、このセンサーが、コストと時間、労力のかかる手集計に取って代わる可能性がある。
都市データ分析会社のビバ社(Viva)が開発したもので、市の道路でのリアルタイムのデータ収集を可能にし、誰がどのように道路を使っているかを分析。変更できる点や変更の効果を報告することが可能だ。
Viva社のセンサー付きカメラは、歩行者や自転車のほか、Eスクーター、自動車、バス、トラックなど様々な移動手段を区別し、視野内の通過数をリアルタイムで集計できる。また、走行速度の計測や異常接近(ニアミス)の検知も可能。
現在、DOTのストリートレベルデータのほとんどは、人が街角に立って手作業で収集している。DOTは、この方法について「コストがかかり、収集する期間、場所、データポイントの種類に限界がある 」としている。
現在、マンハッタン、ブロンクス、ブルックリン、クイーンズ区の交差点に、12台のVivaセンサーカメラが設置されている。
試験運用が成功すれば、DOTは規模を拡大し、交通データを分析するための新しいモデルを構築。将来の道路設計の選択に役立てることが期待されている。(12日、amニューヨーク)
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