モルモットの販売禁止、法案が可決
コロナ禍の癒やしで人気ーNY市議会
ニューヨーク市議会は11日、モルモットの販売を禁止する法案を巡り、42対7の大差で可決した。
新型コロナウイルスの感染拡大で、ペットとして飼うためモルモットの人気が急上昇したものの、コロナが落ち着きを取り戻してからは、世話が面倒になり、手放す人が増えてきている。共存に向けた、一つの足がかりとなりそうだ。
「モルモットはペットショップで売られるのではなく、飼われるべきだ」。リン・シュルマン市議(クイーンズ区選出)は強調する。シュルマン氏は「人間は、ほとんどのモルモットを触ることができない。彼らはとても敏感だ」と強調。モルモットの繊細な面に目を向ける必要性を指摘する。
動物保護団体などは、コロナ禍で急激に目立ち始めたモルモットの衝動買いを抑止するための措置として、今回の措置を歓迎している。
法案は、送付を受けたアダムズ市長が署名した後、30日後に発効する。
過去に例がないほど言い知れぬ脅威にさらされた2020年初春のパンデミックが始まってから、心の癒やしを求めた人々は、ペットとしてモルモットを飼い始めた。
動物保護団体は、年明けからこれまでの3カ月あまりで、188匹のモルモットを引き取った。コロナ禍前に受け入れたモルモットは、年間約250匹。既に、その段階に近づいている。 (12日、ザ・シティ)
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