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共同通信
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岸田文雄首相の演説会場の和歌山市で筒状のものを投げ込み爆発させたとして威力業務妨害容疑で現行犯逮捕された兵庫県川西市の木村隆二容疑者(24)。近所の住民らは「おとなしそうな印象だった」と口をそろえる。安倍晋三元首相に続き、現職の首相が狙われ社会を震撼させた事件とは結びつかないと驚きの声が上がった。
住民らによると、木村容疑者の自宅は川西市役所の北西約5キロの住宅街にある2階建ての一戸建て住宅。地元の小中高に通っていたとみられる。
向かいに住む会社員(58)は昨年秋ごろ、ジャージー姿の木村容疑者が自宅の庭で母親と草刈りする姿を見た。容疑者について「会えば会釈を交わし『こんにちは』と言うとあいさつを返してくれた。家族との仲に問題があるようには見えず、けんかの声も聞いたことがない。(事件を聞いて)うそやろと思った」と話す。
近所の男性(19)は小学生時代に木村容疑者と公園で鬼ごっこなどをして遊んだことがあり、「リーダー的な感じで暗いとか怖いという印象はなかった」と振り返る。