Published by
共同通信
共同通信
防衛省統合幕僚監部は18日、2022年度に領空侵犯の恐れがある外国機に対して航空自衛隊の戦闘機が緊急発進(スクランブル)した回数は778回だったと発表した。前年度の1004回からは226回の減少だった。対象は中国が575回で、全体の約7割を占めた。ロシアは150回だった。
浜田靖一防衛相は18日の閣議後記者会見で、「中国機とロシア機の活発な活動は継続している。引き続き、警戒監視に万全を期し、厳正に対領空侵犯措置を行っていく」と強調した。
防衛省によると、中国機対象は前年度の722回からは147回減った。中国海軍の空母「遼寧」での戦闘機の発着艦や無人機の飛行に対応した。