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共同通信
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アルバート・デルロサリオ氏(フィリピン元外相)17日夜にマニラを出発し、米サンフランシスコに向かっていた機中で死亡した。死因は不明。83歳。
01~06年に駐米大使。中国に強硬な立場を取ったアキノ政権下で11~16年に外相を務め、退任後も南シナ海での自国の権益を強く主張してきた。
19年には、中国による南シナ海での人工島造成などが環境を破壊し「人道に対する罪」に当たるとして、習近平国家主席らを国際刑事裁判所に告発。ビジネス関連会合のため訪れた香港で入境を拒否された。
日本とフィリピンの関係強化や友好親善に寄与したとして22年に旭日大綬章を受けた。(マニラ共同)