イエメン「紛争解決願う」

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共同通信
解放され、赤十字国際委員会のチャーター機を降りるフーシ派関係者=16日、イエメン・サヌア(ロイター=共同)

 【カイロ共同】イエメン内戦を巡り、対立する暫定政権側と親イラン武装組織フーシ派側が14~17日、互いに拘束してきた計970人以上の捕虜を交換した。仲介に当たった赤十字国際委員会(ICRC)のイエメン代表部職員の淡路愛氏が17日、電話取材に応じ「紛争の解決につながってほしいと願う」と話した。

 内戦は、暫定政権を支援するサウジアラビアとイランの代理戦争の様相を呈してきた。ICRCは今回、サウジとイエメンの複数の空港にチームを派遣し、解放された人らの移送などを支援。淡路氏は「何年も離れ離れになっていた人々があちこちで抱き合い、心を揺さぶられた」と話した。

16日、イエメンのサヌア国際空港で捕虜を迎える親族ら(ゲッティ=共同)