Published by
共同通信
共同通信
【カイロ共同】アフリカ北東部スーダンで15日に始まった正規軍と民兵組織「即応支援部隊(RSF)」の戦闘は18日夜も続いた。世界保健機関(WHO)は270人が死亡、2600人以上が負傷したと発表した。軍とRSFは24時間の停戦を表明していたが守られておらず、双方は相手側が停戦を破ったと非難。衝突の長期化や人道状況悪化が懸念される。
複数のメディアによると、首都ハルツームや近郊オムドゥルマンでは、停戦が始まるとされた18日夕以降も爆撃音や銃声が続いた。WHOによると、負傷した民間人を受け入れているハルツームの病院では医療用品やスタッフが不足。停電や断水、発電機用の燃料不足で医療施設の運営に影響が出ており、略奪も起きている。死傷者数はスーダン当局の報告に基づく。