中国の台湾侵攻、脅威増大

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共同通信
米インド太平洋軍のアキリーノ司令官

 【ワシントン共同】米インド太平洋軍のアキリーノ司令官は18日の下院軍事委員会公聴会で、中国による台湾侵攻の脅威は過去と比べて増しているとの認識を示した。「脅威の動向が間違った方向に移っているのは疑いの余地がない」とした上で、米軍はいかなる不測の事態にも対応できる態勢が整っていると強調した。

 アキリーノ氏は、武力行使による台湾統一は「悪い選択だと中国の習近平国家主席を納得させるのが米軍の仕事だ」と述べ、抑止力の維持を続ける考えを示した。「戦争は避けられないものでも、差し迫ったものでもない」とも述べた。