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共同通信
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1966年に静岡県の一家4人が殺害された事件で死刑が確定した後、釈放された袴田巌さん(87)を支援する複数の団体は18日、再審公判の早期開始や有罪立証の放棄などを求める要請書を静岡地検に提出した。
袴田さんの再審を巡っては10日、裁判所と弁護団、検察による第1回3者協議があり、検察側は7月10日までに立証方針を示す考えを明らかにした。
文書は「袴田さんと姉ひで子さんの人生を、間違った裁判の呪縛から解放する最後の機会に協力することを強く要請する」としている。
支援者の山崎俊樹さん(69)は「袴田さんはいまだに死刑囚。袴田さんとひで子さんに早く無実を聞かせたい」と強調した。