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共同通信
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インタファクス通信は19日、ロシア極東カムチャツカ半島と、クリール諸島(北方領土と千島列島)に配備されている新型地対艦ミサイル「バル」と「バスチオン」が、ウラジオストクに司令部を置く太平洋艦隊の大規模訓練の一環で戦闘配置に就いたと伝えた。ロシア国防省が発表した。
発表によると、バルは同半島内で30キロ移動し、仮想の上陸部隊を撃退。千島列島北部のパラムシル(幌筵)島と中部のマツア(松輪)島に配置されたバスチオンも発射位置に展開したという。
ロシアは2016年から射程300キロのバスチオンを日本が返還を求める北方領土の択捉島に、同130キロのバルを国後島に配備している。