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共同通信
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【ベルリン共同】第2次大戦中にポーランド・ワルシャワのゲットー(強制隔離居住区)で、ユダヤ人市民がナチス・ドイツに対し武装蜂起してから19日で80年を迎えた。ワルシャワで同日開かれた記念式典で、ドイツのシュタインマイヤー大統領は「ドイツ人が犯した罪への許しを請う」と演説した。
シュタインマイヤー氏は、歴史の最大の教訓は「二度と繰り返さないことだ」と述べ、「ドイツ人は記憶し続けなければならない。歴史に対する責任に終わりはない」と強調。「ロシアのウクライナへの侵略もあってはならない」と非難した。
ドイツの加害責任を巡っては、1970年に西ドイツのブラント首相(当時)がワルシャワのゲットー跡の慰霊碑前でひざまずいたことが、象徴的な謝罪として知られている。