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共同通信
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【香港共同】中国政府で香港政策を担当する夏宝竜・香港マカオ事務弁公室主任が、1997年の香港の中国返還後も50年間は資本主義を維持し「高度の自治」を認めるとした一国二制度について「50年を超えても構わない」と、延長を容認する発言をした。香港メディアが20日までに伝えた。香港では中国の統制強化により、同制度は形骸化したとの見方が強く「外国投資家を安心させるためのアピール」と冷淡な受け止めが出ている。
香港メディアによると、夏氏は今月17日、経済界との交流の場で2020年の国安法施行は「香港の安定と繁栄に大きな効果があった」と述べ、一国二制度の延長を容認する発言をした。