NY市、世界一物価高の都市に
ビールは近郊より125%割高
ニューヨーク市は、市内に通勤する人が住む郊外に比べて、物価がかなり高い。さらに、英誌エコノミスト調査部門が初めて世界一物価高の都市に認定した。
最近では人気のイーライ・ゼイバーズ・ベイカリーで29ドルのサンドイッチが出現してSNSで話題になった。
調査によると、ファーストフードは13〜21%高。例えば、ウエストチェスター郡で6.39ドルのビッグマックは、タイムズスクエアで7.69ドルだ。同様にビールは125%も高い。
ツールズ・オブ・トレードのアメリカン・ペールエール(16オンス)はノーホーで1缶9ドル、ロングアイランドでは4ドルとなる。
ステーキディナーは19%高。金融街で注文すると63ドルだが、コネチカット州スタムフォードでは53ドルだ。
靴磨きは88%高、ドライクリーニングは115%高、デリの食品は76%高、散髪は139%高、映画は76%高、スポーツクラブは160%高、ベーカリーの食品は93%高、ガソリンは36%高という具合。
市内は税金や賃金が高く、規制が厳しく、運送コストもかさむ。市民の多くは自家用車を持たず、安い郊外に買い物に行くことができないために売り手は強気でもある。
一方で、29ドルのサンドイッチを買うことができる高所得者が住んでいることも確かだ。しかし、一般市民はこの物価高に悲鳴を上げている。(19日、ニューヨークポスト)
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