Published by
共同通信
共同通信
こども家庭庁は21日、子育てや虐待、子どもの貧困などを議論する「こども家庭審議会」(首相の諮問機関)の初会合を開いた。委員の大学生らが「子どもや若者の声を発信していきたい」と抱負を表明。政府は、当事者の視点を反映した政策を目指す。
25人いる委員のうち20代が6人を占めた。大学生で「あしなが育英会」奨学生の谷口和花菜さんは、中学3年の時に母親が亡くなった経験を語り「生活が困窮した時期があった。当事者としての意見をたくさん伝えていきたい」と話した。
児童養護施設で暮らした経験がある田中れいかさんは「本当に困っている子どもたちの声を聞き、皆さんに届けたい」と語った。