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共同通信
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警視庁が受理する行方不明届は年間5千件以上。事情を抱え行方をくらませる人も多いが、重大事件につながるケースもある。同庁は昨年8月、担当部署に捜査1課員の専門チーム「捜1ユニット」を発足させた。警視庁幹部は「膨大な事案の中から事件性を見極めるには、経験に裏打ちされた刑事の勘が頼りになる」と話す。
神田署の対策本部では、都内全102署から寄せられる行方不明者に関する情報に、職員が24時間態勢で対応している。
失踪直前の暮らしぶりなどから、自ら姿を消すとは考えにくい場合は事件の可能性が高まる。未成年者がSNSで知り合った見ず知らずの人の自宅に連れ込まれる事件も相次いでいる。