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共同通信
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【カイロ共同】スーダン正規軍は21日夕、衝突している準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」との同日から3日間の停戦に合意したと表明した。しかし現地からの報道によると、その後も首都ハルツームや周辺で激しい銃声や爆撃が続いた。RSFも21日朝から3日間の停戦合意を表明していた。停戦合意はこれまでにたびたび破られており、戦闘沈静化の気配はない。
国連関連機関の国際移住機関(IOM)は21日、スーダン中部オベイド郊外で銃撃戦に巻き込まれた職員1人が死亡したと発表した。スーダン人男性という。これまでに世界食糧計画(WFP)の職員3人も戦闘に巻き込まれて死亡している。
RSFは21日夜、外国人の国外退避のため全空港を部分的に開放する用意があるとの声明を出した。信ぴょう性は不明。
スーダンは21日からイスラム教のラマダン(断食月)明けの祝祭「イード」の期間に入った。軍は、市民がイードを祝うための停戦合意だと説明。RSFが合意に違反していると主張した。