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共同通信
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【サンパウロ共同】汚職疑惑で国際手配の対象となり、滞在先の米国で在宅のまま拘束されていたペルーのアレハンドロ・トレド元大統領(77)が21日、当局に出頭した。近くペルーに送還される見通し。ロイター通信が伝えた。
2001~06年に大統領だったトレド容疑者は、ブラジルの建設会社に高速道路建設発注で便宜を図った見返りとして計3千万ドル(約40億円)以上の賄賂を受け取った疑いなどが持たれている。
裁判所が17年2月、マネーロンダリング容疑などで18カ月間の拘束命令を出し、19年7月に拘束された。トレド容疑者はフジモリ元大統領=在任中の人権侵害事件で服役中=の汚職体質を批判し、当選した。