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共同通信
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2021年8月にアフガニスタンでイスラム主義組織タリバンが復権した後、日本政府が日本に避難させた在カブール日本大使館の現地職員と家族の一部が、22年に帰国してから危険を感じ、再び来日していたことが23日までに、当事者への取材で分かった。
「外務省から『日本での生活は大変だ』と、帰国するよう促されて帰ったが、安全ではなかった」と話している。迫害の恐れのある母国に追い返された形で、日本の難民保護の不十分さを改めて浮き彫りにした。難民認定申請中を含め、非正規滞在者の強制送還を徹底する入管難民法改正案の国会審議にも、影響を与えそうだ。