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共同通信
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【ローマ共同】ギリシャのサケラロプル大統領は22日、ミツォタキス首相からの議会(一院制、300議席)の解散要請を承認した。総選挙の5月21日実施が確定し、1カ月間の選挙戦が本格スタートする。
ミツォタキス氏はテレビ演説で、経済政策などでの実績を強調し「4年間の政治的安定が必要だ」と政権継続を訴えた。総選挙は比例代表制で実施される。単独過半数を獲得した政党がなく、連立政権の樹立にも失敗した場合、再選挙となる。
世論調査では、ミツォタキス氏が率いる与党「新民主主義党(ND)」の支持率は約30%で、最大野党の急進左派連合(SYRIZA)を4ポイントほど上回っている。